用語辞典に戻る
法心理学・倫理

限定責任能力

Diminished Capacity

精神疾患や心理的状態により、犯行時に完全な判断能力がなかったと主張する法的抗弁で、刑の軽減の根拠となり得ます。

詳細説明

限定責任能力 (Diminished Capacity)

刑事裁判において、被告人が犯行時に精神状態により犯罪に必要な意図(mens rea)を完全に形成できなかったと主張する法的抗弁です。心神喪失の抗弁(insanity defense)とは異なる、別個の法的概念です。

心神喪失の抗弁との違い

心神喪失の抗弁

  • 犯行時に善悪をまったく区別できなかったと主張します
  • 認められれば無罪判決(治療命令を含む)が可能です
  • 限定責任能力

  • 判断能力が完全になかったわけではないが、著しく低下していたと主張します
  • 認められれば、より軽い罪に変更されるか、刑が軽減される可能性があります
  • 適用事例

  • 極度の精神的苦痛の状態での犯行
  • 重篤なうつ病やPTSD症状の影響下での行動
  • 知的障害による判断力の低下
  • 薬物依存による認知機能の障害
  • 心理学的評価

    こころは、限定責任能力の判断には非常に複雑な専門的評価が必要であることをお伝えしたいと思います。法心理学の専門家は、犯行時の精神状態を再構成するために、面接、心理検査、医療記録の検討など、さまざまな方法を用います。

    この概念は、精神健康の問題が行動に与える影響を法的に認めながらも、完全な免責ではなく責任の程度を調整するという、バランスのとれたアプローチといえます。

    💡 日常の例

    激しいPTSDのフラッシュバック状態で暴力的な行動をとった元兵士の弁護人が限定責任能力を主張し、刑の軽減を勝ち取った事例があります。

    Ad

    「限定責任能力」についてもっと話しませんか?

    こころがこのテーマについて一緒に話し、個別のアドバイスをお届けします

    関連心理検査

    このテーマに関連した心理検査で自分をより深く理解しましょう

    このコンテンツは教育目的であり、専門的な医療診断の代わりにはなりません。

    限定責任能力 (Diminished Capacity) | 마음스캔 심리학 용어사전